油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き

生活

「油の温度の見分け方がよく分からない!」
「天ぷらの温度の測り方は、どうやるんだっけ!?」

天ぷらや唐揚げを揚げるときの油の温度の見分け方って、何かで見たことはありますよね。

でも、実際に目の前にすると、「どうやるんだっけ!?」ってなります・・・。

ということで、温度計がない場合の油の温度の見分け方として、3つの測り方を紹介します。

それが、「菜箸で測る!」「衣で測る!」「パン粉で測る!」です。

最後に、味の素さんの公式サイトで分かり易くまとめた動画解説がありましたので、ここで共有させて頂きましたので参考にして下さい。

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油の温度[見分け方]天ぷらや唐揚げなど揚げ物の温度の測り方

油の温度の見分け方【1】菜箸で測る!

菜箸で揚げ油の温度を測る前に、準備が必要です。

菜箸で測るときの準備

1.菜箸を水で濡らす。
2.布でしっかり水分をふき取る。
3.菜箸を油の中に入れてかき混ぜる。

油の温度を均一にしてから、菜箸から出る泡の出方で油の温度を測ります。

【油「100℃」の目安】

中火にかけてだいたい「2~3分」ほどで、油の表面はユラユラと動き出して来たら「100℃」に達しています。

そこから、低温、中温、高温と、天ぷらや唐揚げを揚げる時の温度を測っていきます。

【菜箸】「150℃~160℃」低温

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・油がユラユラと動き出してきたら、菜箸を入れます。
・菜箸から“細かい泡”が静かに上がってきたら「低温(150℃~160℃)」です。

この「150℃~160℃」の低温は、焦がさないようにじっくりと揚げたいときの油の温度になります。

【菜箸】「170℃前後」中温

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・油がユラユラと動き出してから「1~2分」後に、菜箸を入れます。
・菜箸から“やや大きめの泡”が上がってきたら「中温(170℃前後)」です。

この「170℃前後」の中温は、火を通してカラリとしっかりと揚げたいときの油の温度になります。

【菜箸】「180℃~190℃」高温

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・油がユラユラと動き出してから「2~3分」後に、菜箸を入れます。
・菜箸から“多量の泡”が勢いよく上がってきたら「高温(180℃~190℃)」です。

この「180℃~190℃」の高温は、二度揚げしたいときやしっかりキツネ色に揚げたいときの油の温度になります。

油の温度の見分け方【2】衣で測る!

衣を使って揚げ油の温度を測ってみます。

【衣】「140℃」の目安

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・衣が底まで沈む。
・ひと呼吸おいてからゆっくり浮き上がってくる。

【衣】「160℃」の目安

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・衣が底まで沈む。
・すぐに浮き上がってくる。

【衣】「180℃」の目安

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・衣が底まで沈まない。
・中ほどまで沈んですぐに浮き上がる。

★この「180℃」が、天ぷらや唐揚げなど揚げ物の温度に最適です。

【衣】「200℃」の目安

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:AJINOMOTO PARK RECIPE

・衣が軽く沈むだけ。
・油の表面でパッと散るように広がる。

★この「200℃」の状態では、油の温度が高すぎてダメです。

油の温度の見分け方【3】パン粉で測る!

パン粉を使って揚げ油の温度を測ってみます。乾燥したパン粉の場合は、少しだけ湿らせて下さい。

【パン粉】「150℃~160℃」低温

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:日清オイリオ

・少量のパン粉を油に落とす。
・パン粉が、ゆっくり広がる。

【パン粉】「170℃~180℃」低温

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:日清オイリオ

・少量のパン粉を油に落とす。
・パン粉が、全体にゆっくりと広がる。

【パン粉】「180℃~190℃」低温

油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き
出典:日清オイリオ

・少量のパン粉を油に落とす。
・パン粉が、全体に勢いよく広がる。

揚げ物の温度の測り方【動画解説】

味の素さんの公式サイトで、【衣】を使ったときの油の温度と、【菜箸】を使ったときの油の温度の測り方を「動画解説」で分かり易くまとめています。良かったら参考にして下さい。

温度計がないときの油の温度の測り方

共有:AJINOMOTO PARK RECIPE

「よしッ、180℃になった!」と天ぷらを揚げていたら、「どうもカラッと揚がらないなぁ~!」となることがよくあるんです。

それは、油の温度が下がったからなんです。天ぷらを揚げている間で「160℃」を切るなんて、当たり前によくあるんです。

だから、温度計付きの天ぷら鍋も良く売れているんです。

まとめ

『油の温度[見分け方]油の温度を菜箸、衣、パン粉で測る測り方【動画解説】付き』ということで、温度計がない場合の油の温度の見分け方、測り方を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

油の温度として「低温」「中温」「高温」、そして、温度計がないに「菜箸」「衣」「パン粉」で測る方法をいろいろ紹介しましたが、もちろん全て覚える必要はありません。

天ぷらや唐揚げなど、揚げ物を揚げるときの最適な油の温度は「180℃」です。なので、【衣】の「180℃」の目安だけを覚えておけばOKです!

【衣】「180℃」の目安
・衣が底まで沈まない。
・中ほどまで沈んですぐに浮き上がる。

今日の夕飯は、天ぷらにしますか?