弁護士経験10年未満の30代弁護士を必要としている企業の転職求人情報を紹介しています。
今や、男性弁護士と女性弁護士の差はほとんどないと言えるほど、インハウスローヤー(企業内弁護士)のニーズは高まっています。
また、インハウス弁護士に転職する動機も、「ライフワークバランスの確保」が1位になっています。
弁護士の[転職]求人情報を見てみると!
それでは早速、弁護士の[転職]求人情報を見てみましょう。
まず最初に、「インハウスローヤー(企業内弁護士)」の求人情報から見てみます。
あくまで執筆時点の求人情報になりますが、非常に興味深い転職[求人情報]が掲載されているので、良かったら参考にして下さい。
【インハウス弁護士】の転職求人情報では!
弁護士の転職で【インハウス弁護士】に関する求人募集を調べてみました。
ほんの一部を紹介すると・・・
・ポジション:法務
・想定年収:450万円 ~ 750万円
◆堅実な上場メーカーにて法務職【管理職候補】募集
・ポジション:法務職
・想定年収:440万円 ~ 580万円
◆チームワークを重視し、自ら課題を明確にしてその解決に向け周囲を引っ張っていくリーダーシップが求められる
・ポジション:法務(商標と企業法務)
・想定年収:600万円 ~ 800万円
◆東証一部上場会社の関連会社で法務(弁護士歓迎)求人募集
・ポジション:法務職
・想定年収:450万円 ~ 730万円
◆皮膚科治療剤トップクラスの優良企業での法務求人
・ポジション:法務(管理職もしくは管理職候補)
・想定年収:600万円 ~ 1200万円
やはり、「インハウス弁護士」の転職求人で最初に押さえておきたいのが、「ポジション」と「仕事内容」になります。
企業が求めている組織内弁護士の「ポジション」で多いのが「法務」です。当たり前ではありますが、問題は「具体的な法務の仕事内容な何か?」をチェックすることです。
そこで次は、各企業の求人「詳細ページ」にある「仕事内容」をしっかりと確認します。
そこには、企業が組織内弁護士に求める仕事内容がシンプルにまとめられていますので、あなたが活躍できる内容かどうかの判断も付いてくると思います。
これからやろうとしているのは【転職活動】なんです!
各企業が掲載している「ポジション」や「仕事内容」は、求人情報という限られたスペース枠にかなり簡略して書かれています。
企業としては、もっと具体的な仕事内容を伝えたいはずです。
なので・・・
もしかすると、本当にあなたが活躍できる仕事かどうかまでは、まだまだ判断できないことの方が多いと思われます。
さらに面倒(?)なのが・・・
これからあなたがやろうとしているのは、「就職活動」ではなく「転職活動」であるということです。
ちなみに、「転職活動」をする場合、次の3つのステップを踏む必要があります。
2.応募から内定
3.引継ぎと退職
一般的な「就職活動」であれば、自分が就活中であることを周りに公言しながら活動ができます。しかし、「転職活動」になるとそう簡単に公言できるものではありません!
かなり、デリケートな活動であり、特に身近にいる職場の人や身内でも、余計なことは言えないのが現状です。
そこで、強い味方になってくれるのが弁護士の転職を熟知した「エージェント」の存在です。
転職の求人情報はもちろん、応募から内定、引継ぎと退職までしっかりとサポートしてくれるので、転職を決意した弁護士にとってはとても頼もしい存在になってきます。
インハウス弁護士(インハウスローヤー)への転職について、こちらの記事でまとめていますので良かったら参考にして下さい。
【法律事務所】の転職求人情報では!
それでは次に、「法律事務所」の弁護士求人情報を見てみます。
あくまで執筆時点の求人情報になりますが、一昔前とは違う非常に興味深い転職[求人情報]が掲載されているので、良かったら参考にして下さい。
ほんの一部を紹介すると・・・
・ポジション:経験弁護士(アソシエイト)
・想定年収:540万円 ~ 720万円
◆企業法務、一般民事をバランスよく扱う法律事務所で弁護士を募集
・ポジション:弁護士
・想定年収:450万円 ~ 900万円
◆会計と法律に強みを持つ法律事務所
・ポジション:弁護士
・想定年収:500万円 ~ 650万円
◆国内トップクラスの企業法務系弁護士事務所の経験弁護士求人
・ポジション:弁護士
・想定年収:720万円 ~ 1500万円
◆TAXと証券に強みのある法律事務所 若手弁護士採用を検討
・ポジション:弁護士
・想定年収:1000万円 ~ 1500万円
時代の流れとともに、法律事務所の求人情報も変化してきています。
この数年で、企業におけるインハウス弁護士の求人採用人数が急激に増えているため、法律事務所も求人内容で対抗できるポジション、仕事内容、想定年収を用意する必要が出てきました。
ここまで・・・
上記の「法律事務所」の求人情報、そして、前述の「インハウス弁護士」の求人情報を見ていると、経験弁護士にとっては売り手市場のように見えそうです。
でも、注意が必要なんです。
特に気を付けたいのが、「企業」と「弁護士」の『ミスマッチ』です。これだけは、どうしても避けたいものです!お互いに不幸ですからね。
この『ミスマッチ』を極力避けるためにも、弁護士の転職を熟知した「エージェント」は大いに活用した方がいいわけです。
転職を真剣に考えている弁護士の方は、まずはエージェントに相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。
ちなみに、登録は無料で、相談も無料です。
>>>弁護士の転職を熟知した「エージェント」に相談してみる。
一般的な弁護士とインハウス弁護士の人数比較
出典:日本弁護士連合会
一般的な弁護士の「男女別」弁護士数の推移を見てみるとこんなグラフ(↑)になります。
ちなみに、2018年3月では、男性が「32,604人」で女性が「7,462人」でした。男性「8割」:女性「2割」といった比率になりますね。
やはり、弁護士業界は、まだまだ男社会であることがよく分かります。
しかし・・・!
これが、インハウス弁護士の「男女別」弁護士数の推移を見てみるとこんなグラフ(↓)になります。
出典:日本組織内弁護士協会
2018年6月では、男性が「1,291人」で女性が「870人」でした。つまり、男性「6割」:女性「4割」といった比率になります。
インハウス弁護士だけで見ると、明らかに女性弁護士の採用が目立っていることが分かります。
この傾向は、2012年から始まり、インハウス弁護士を多く抱える企業上位20社の中に、ヤフーやソフトバンクといったIT系の企業がランクインしてきていることも影響しているかも知れません。
企業はインハウス弁護士を必要としている!
ちなみに、「2008年」と「2018年」の『インハウス弁護士を多く抱える企業上位20社』を比較してみるとこんな感じです。
■2008年6月集計
出典:日本組織内弁護士協会:企業内弁護士を多く抱える企業上位20社の推移
・2013年6月集計
・インハウスローヤー採用企業数:158社
・インハウスローヤー採用人数 :266人
■2018年6月集計
出典:日本組織内弁護士協会:企業内弁護士を多く抱える企業上位20社の推移
・2018年6月集計
・インハウスローヤー採用企業数:1,031社
・インハウスローヤー採用人数 :2,161人
「2008年6月」の集計では、外資系の証券会社が目立っていました。それが、「2018年6月」の集計では、商社と銀行の他に、IT系企業が目立ってきています。この時点で、トップが「ヤフー」になっています。
さらに、注目したいのが・・・
インハウス弁護士を採用する「企業数」とインハウス弁護士の「採用人数」です。
この「10年」で、
「158社」→「1,031社」:6.5倍
●インハウス弁護士の「採用人数」
「266人」→「2,161人」:8.1倍
に増えています。
企業の長い目で見た戦略とそれに伴う「法務」と「コンプライアンス」の見直しなどで、チームとしての「インハウス弁護士」の活躍を大いに期待しているのだと思います。
弁護士の転職理由と企業の「マッチング」が大切!
インハウス弁護士に転職した弁護士の「経験年数」と「年齢」を見るとこんな感じになります。
■弁護士の「経験年数」
出典:日本組織内弁護士協会
■弁護士の「年齢」
出典:日本組織内弁護士協会
どうやら、インハウス弁護士に転職する弁護士の「経験年数」は『10年未満』で、「年齢」は『30代』の方が多いようです。
次に、現在の勤務先を選んだ理由を複数回答で選んでもらったところ、こんな結果になりました。
■現在の「勤務先を選んだ理由」
出典:日本組織内弁護士協会
『ライフワークバランスの確保をしたいから』が1位に来ています。
ということは、弁護士経験「10年未満」の「30代弁護士」が、インハウス弁護士に転職する一番の理由は『ライフワークバランスの確保をしたいから』となる分けです。
あなたの場合は、いかがでしょうか。
それを裏付けるように、企業側の転職求人の『詳細ページ』にある「休日・休暇」や「条件・手当」の項目をよく見てみると、インハウス弁護士が求める「ライフワークバランスの確保」にも条件面で努めているのがよく分かります。
ただし・・・!
これはあくまで、転職を考えている経験10年未満の30代弁護士の側からみた条件になります。
企業側もその条件に応えた上で、採用したポジションで大きな結果を出してもらうことに大いに期待をしているわけです。
そのために・・・
転職を考えている30代弁護士が最初にやらなければならないことが、「転職に関する情報収集」です。
特に、企業が「どんな人材を求めているのか!」「具体的にどんな仕事で結果を求めているのか!」を、徹底してリサーチする必要があります。
なぜなら、お互いに「ミスマッチ」は避ける必要があるからです。
弁護士の転職と採用する企業の「ミスマッチ」を避けるために!
転職の「ミスマッチ」を避けるために強い味方になってくれるのが、弁護士と企業の間に入って「最適なマッチング」をサポートしてくれる「エージェント」の存在です。
巷でも、エージェントがいる転職サイトってあるんですが、そのほとんどが一般的なサラリーマンやOLの転職をサポートするものです。
そこで、活用したいのが・・・
弁護士の転職など「管理部門特化型エージェント」が在籍している転職求人サイトです。
それが、大手上場企業や外資系企業など優良な求人情報を多数扱う「MS-Japan」です。
まずは、相談するところから始めてみてはいかがでしょうか。登録は無料です。
今なら、弁護士の方のためのイベントやセミナー、個別相談会を開催しています。
まとめ
『弁護士の転職でインハウス弁護士の転職求人はニーズがありそう!』ということで、経験弁護士の転職求人情報とインハウスローヤー(企業内弁護士)のニーズについて紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
今や男性弁護士・女性弁護士の差はないほど、インハウス弁護士のニーズは高まっています。
もし、転職が初めてで「何からから始めたらいいのか分からない」という弁護士さんは、転職エージェントが在籍している転職求人サイトを活用した方が安心できるかも知れません。
なぜなら、真剣に弁護士の求人募集をしている企業との「ミスマッチ」を避ける必要があるからです。
そのために、管理部門に特化した質の高い転職エージェントが在籍する転職求人サイトは、大いに活用すべきではないでしょうか。彼らも、あなたの転職をサポートするのが仕事ですから!
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